「Microsoft Edge」に新しいAI機能 ~テーマの自動生成とワークスペースの提案が追加/プロンプトでテーマを生成したり、検索ワードに関する複数ページを一括で開ける

by 樽井 秀人

自然言語で指示したプロンプトに従い、自分だけの「Edge」カスタムテーマを作成できる「AI テーマ ジェネレーター」

米Microsoftは6月20日(現地時間)、「Microsoft Edge」に新しいAI機能を導入したと発表した。

AI テーマ ジェネレーター

「AI テーマ ジェネレーター」「Edge 126」とともにアナウンスされた新機能で、プレビュー版として利用できる。自然言語で指示したプロンプトに従い、自分だけの「Edge」カスタムテーマを作成可能だ。

なお、本機能を利用するには「Microsoft アカウント」で「Edge」へログインする必要がある。また、日本語対応はまだ完全ではないようで、プロンプトの入力中にテキストの一部が失われたり、テーマの生成がエラーで停止することがある。

本機能を利用するには「Microsoft アカウント」で「Edge」へログインする必要がある
まだプレビュー版のため、テーマの生成がエラーで停止することも

「Edge Workspaces」にAIの力を

チームでブラウジングを共有できるコラボレーション機能「Edge Workspaces」(ワークスペース)

「Edge Workspaces」(ワークスペース)はチームでブラウジングを共有できるコラボレーション機能。ワークスペースは用途・目的ごとに複数作成可能で、閲覧ページ(タブ)とお気に入りがリアルタイムで同期される。同じWebページを見ながら議論を進めたり、プロジェクトの細部を詰めたいときに役立つ。

今回のアップデートでは、これにAI機能が追加された。たとえば「Bing」の検索バーに「クロアチア旅行を計画する」といったクエリ(検索文)を入力すると、AIによるワークスペースの新規作成を提案するポップアップが現れる。これを承認すると、検索結果がAIによって整理され、議論のたたき台がタブグループとして提示されるという。あとは、メンバーをワークスペースに招待して、情報を共有するだけだ。

AIが議論のたたき台(キックスタート)を作成

この機能はまだプレビュー中だが、すでに一般展開されている。今後は検索クエリを追加しつつ、ロールアウトを拡大させていくとのこと。

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