作家の斎藤栄さん死去、91歳 小説「奥の細道殺人事件」など

斎藤栄さん

 小説「奥の細道殺人事件」などで知られる作家の斎藤栄(さいとう・さかえ、本名斉藤栄)さんが15日午前8時23分、老衰のため死去した。91歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日お別れの会を開く予定。

 横浜市役所に勤務しながら執筆活動を始め、1963年「機密」で宝石中篇賞。66年「殺人の棋譜」で江戸川乱歩賞を受け、その後専業作家に。「タロット日美子&二階堂警視シリーズ」や「江戸川警部シリーズ」などのベストセラーを手がけた。将棋・囲碁にも精通し、大山康晴賞も受賞した。

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