井上選手凱旋、ファン熱狂 南陽で女子プロレス大会

佐藤綾子選手と白熱した闘いを繰り広げる井上京子選手=南陽市民体育館

 南陽市出身の女子プロレスラー井上京子選手(55)=東京=が代表を務める女子プロレス団体「ワールド女子プロレス・ディアナ」の山形南陽大会が23日、同市民体育館で開かれた。井上選手は2試合に出場してどちらも勝利し、凱旋(がいせん)に花を添えた。

 計4試合が繰り広げられ、ディアナ所属の選手を中心に計17人が出場した。第4試合の3対3のタッグマッチでは、庄内町出身の佐藤綾子選手(38)が率いるチームと闘った。井上選手が気迫あふれる技を繰り出したり、佐藤選手が得意のお盆を使った攻撃をしたりすると、詰めかけた観客224人が大きな歓声を上げていた。

 試合後、井上選手がリング上で「あと何年現役を続けられるか分からないが、引退するまで応援してください」と語り、会場から温かい拍手が送られた。

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