米民主党、インフルエンサーに党大会の投稿を許可

[ワシントン 21日 ロイター] - 米民主党は今夏、米大統領選に先立ってシカゴで開催する党大会の様子をソーシャルメディアのインフルエンサーが投稿するのを認める。新たなメディアの活用強化の一環。

バイデン大統領支持者は、共和党のトランプ前大統領のソーシャルメディアなどに対抗する取り組みを強化している。世論調査によると、両候補による選挙戦は激しい接戦になりそうだ。

バイデン陣営は2月に中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のアカウントを開設し、これまでのフォロワー獲得数が38万3000人余りとなっている。一方、トランプ氏は6月1日のアカウント開設以来のフォロワー数が650万人に達している。

民主党全国委員会は、8月19─22日に開催される党大会の様子をインフルエンサーが新たな方法で投稿すると発表した。バイデン氏はこの大会で大統領選の党候補として正式に指名される。

バイデン大統領の再選を支持するスーパーPAC(特別政治活動委員会)はソーシャルメディア上で影響力を持つトランプ前大統領に対抗するために数百万ドルの調達を目指している。

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