北川裕二「なみだぐせ」デビュー40周年記念シングル「これからも歌一本で」

北川裕二シングル「なみだぐせ」

【東スポ音楽館】作曲家・弦哲也氏の愛弟子で演歌歌手の北川裕二が今年デビュー40周年を迎え、記念シングル「なみだぐせ」(作詞・下地亜記子/作曲・弦哲也)をリリース。これまでの音楽活動を振り返るとともに、これからの展望を語った。

――新曲はどんな曲ですか

北川「愛する人を思いつつも、報われない女心を歌っています。バイヨンのリズムに乗せた感じで、メジャー調の曲なので報われない恋の歌ではあるのですが、明るめに歌っています」

――前作「なみだの純情」も女歌でしたが、今作も女歌

北川「弦先生からは女性のやさしさを歌唱で表現してほしいと言われました。私は女性になり切れませんが、愛する人を思うという気持ちは女性も男性も同じですので、そういう気持ちを込めて歌っています」

――レコーディングはいかがでしたか

北川「これまでずっと弦先生の歌を歌ってきましたので歌いやすいですし、気持ちいいですね。ファンの方からも『歌いやすい曲ですね』って言われます」

――40周年を振り返って

北川「デビューして10年くらいは無我夢中だったと思いますが、過ぎてみると40年たったのかなって感じです。ファンに支えられてきた40年でもあります。ヒットを出すことが恩返しだと思っているので頑張りたいですね」

――40周年ディナーショーを行っている

北川「今月16日の北海道を皮切りに全国5か所でディナーショーを行っています。10月には地元の福島でもやりますし、11月の東京でのディナーショーには弦先生も来てくださるというので、先生のギターの伴奏で歌えるのを楽しみにしています」

――長年、腰痛に苦しんでいましたが

北川「今年の2月に脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症の手術をしました。今回は4回目、5回目と2回連続で手術しましたが、痛みがなくなり、すごく調子がよくなりました。日々のストレッチや歩くこと、スクワットといったトレーニングは欠かせません。今年1年はディナーショーもありますので、体も鍛えていきたいです」

――これからの目標

北川「40周年といっても、やっぱり通過点ですからね。私は舞台に立って役者ができるようなタイプでなく、歌一本で勝負するしかないので、ファンの方とコミュニケーションをとれるようなことをやっていきたいです。大きな会場ではなく、30、40人くらいの小さなところでフレンドリーなライブを数多くやってみたいなって思っています」

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