キャンプ場で行方不明になった4歳男児、翌日に無事保護 カリフォルニア州

米カリフォルニア州フレズノ郡のキャンプ場で行方不明になっていた4歳の男児(前列中央)が、約24時間後に近くの林で無事保護された/Fresno County Sheriff’s Office

(CNN) 米カリフォルニア州フレズノ郡にある湖畔のキャンプ場から姿を消し、行方不明になっていた4歳の男児が、約24時間後に近くの林で無事に保護された。

男児は20日午前、家族が目を離したすきにキャンプ場からいなくなった。家族からの通報を受けて捜索が始まり、70人近い救助チームが出動。捜索犬やヘリコプターも投入され、徹夜で捜索が続いた。

隣接するトゥーレアリ郡の捜索救助チームが21日午前8時ごろ、キャンプ場から約400メートルの林の中で男児を発見した。

フレズノ郡保安官事務所の当局者によると、男児は疲れと空腹を除けば良好な健康状態で、すでに両親と再会した。

同当局者は地元局とのインタビューで、この地域にはクマや大型のネコ科動物、ヘビが生息し、すべりやすい場所や川もあると指摘。「私たちも家族も、本人も非常に運が良かった」と話した。

男児は迷子になり、うずくまったまま夜を明かしたとみられる。地元局は、男児の身長は約90センチ、体重は約18キロで、Tシャツに短パン姿だったと伝えた。

保安官事務所は捜索チームの対応と、地域住民らの協力をたたえた。

© 朝日インタラクティブ株式会社