酷暑のメッカ大巡礼、死者1300人に増加 大半が無許可で参加

[カイロ 23日 ロイター] - サウジアラビアのジャラジル保健相は23日、イスラム教の聖地メッカを訪れる大巡礼(ハッジ)中に酷暑の影響で死亡した人の数が1301人に上ったと明らかにした。国営テレビが伝えた。

それによると、大半がしっかり暑さを避けたり休憩を取ったりせずに直射日光の下で長距離を歩いたことが原因で、死者には高齢者や慢性疾患のある人もいたという。

またジャラジル氏は、死者の約83%が当局の正式な巡礼許可を受けていなかったと説明した。

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