【速報】「カレー好きだった」インド料理店で窃盗繰り返しか 逮捕の男「外国人経営店は現金レジ保管」 ナンや香辛料を盗む事件も

インド料理店などを狙った窃盗を繰り返したとして、31歳の男が逮捕・起訴されていたことが分かりました。男は全国を転々としながら100件以上の窃盗を繰り返したとみられ、警察の調べに対し、「カレーが好きだった。外国人経営の店は現金をレジで保管しがちだった」などと話しているということです。

窃盗などの疑いで逮捕・起訴されたのは、無職の山本凱士被告(31)で、去年5月、奈良市内のインド料理店に侵入し、約1万5000円を盗んだとされています。

警察によりますと、山本被告は2022年6月からの約1年間で、関東や関西の8府県で約110件の窃盗を繰り返し、このうち約80件は外国料理店を標的にした窃盗で、内訳は約50件がインド料理店、残る約30件がネパール・タイなどの東南アジア料理店だったということです。

被害総額は約800万円相当に上るとみられていますが、ほとんどはレジや金庫に保管されていた現金だったものの、チーズやナン、ビールの樽、香辛料などを盗んだこともあったということです。

警察の調べに対し、山本被告はいずれも容疑を認めた上で、「カレーが好物だった。これまでの窃盗のなかで得た経験・知識から、外国人経営の店は現金をレジで保管しがちで、夜間の警備を警備会社に依頼していないことが多く、(空き巣に入れた)現金を狙えると考えた」と話しているということです。

警察は24日までに容疑が裏付けできた事件を検察庁に送致し、捜査を終結しました。

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