アレン・レンが所属事務所との別れを表明、「過去を大切に」とメッセージ投稿

中国の俳優アレン・レン(任嘉倫)が23日、SNS・微博(ウェイボー)を通じて、所属事務所と契約更新をせず、離れることを明らかにした。

アレン・レンは23日、「過去を大切に、美しい思い出は忘れない。愛を抱いたまま未来へ向かおう」とウェイボーに短文を投稿。続いて、2016年から所属してきた歓瑞世紀(H&R Century)のウェイボーが、このメッセージに呼応する形でアレン・レンに向けた祝福のメッセージを投稿。これによって所属契約が円満な形で終了したことが明らかになり、ウェイボーのトレンドランキングで1位に登場する大きな話題となった。

デビュー前は卓球選手だったこともよく知られるアレン・レンは、08年に歌手オーディションに参加して芸能界に関わりを持ち始め、韓国での練習生生活を経て、14年に「通天狄仁傑」で俳優デビュー。16年に歓瑞世紀と契約を結び、17年のドラマ「麗王別姫~花散る永遠の愛~」でブレークを果たした。

歓瑞世紀の23年の上半期決算では、アレン・レン関連の収益が全体の4分の1に当たる20.74%を占有とのデータもあり、事務所のトップ俳優に君臨。同じく歓瑞世紀に所属する俳優チョン・イー(成毅)と二枚看板として事務所を支えてきた。

なお、今回の発表についてファンの間からは「予想通り」との声も上がっている。19年の「花様衛士〜ロイヤル・ミッション〜」以降は爆発的なヒットと呼べる作品がないことで、事務所のマネジメント能力への疑いの声や、チョン・イーへの肩入れが著しいと指摘するコメントも多く見られる。

なお、歓瑞世紀はアレン・レンのほか、過去にはヤン・ズー(楊紫)、ヤン・ミー(楊冪)、リー・イーフォン(李易峰)らが所属していた。(Mathilda)

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