「とにかくゼロに抑えるしかない」西武・渡邉勇太朗が悲壮な覚悟、6度目先発で今季初勝利目指す チームは5位と11・5差

25日の先発登板に向けて練習する西武の渡邉

西武の渡邉勇太朗投手(23)が6度目の先発登板となる25日の日本ハム戦(ベルーナドーム)に向け、今季初勝利への意気込みを語った。24日、埼玉県所沢市内の球団施設でキャッチボールなどの練習に取り組んだ後、報道陣の取材を受けた。

前回登板の16日のDeNA戦(ベルーナドーム)は6回途中まで投げ、6安打(1本塁打)で3失点。2敗目を喫した。前々回の9日の阪神戦(甲子園)も7回途中までに8安打で3失点し、負け投手になっている。渡邉は「立ち上がりとか5回までは相手をリズムに乗せないように自分のペースで投げられているが、6回以降とか、(相手打線が)3巡目くらいになってから結構つかまることが多いので、そこをもう一つ乗り越えたい」と初勝利への自身の課題を挙げた。

今季初対決となる日本ハム打線には「波に乗せるとどんどんつながっていく怖さがあるので気をつけたい。一発がある打者の前に走者をためないようにしたい」と気を引き締める。

チームは借金26を抱え、5位オリックスに11・5ゲーム差と大きく引き離されて低迷状態が続いている。「(勝つためには)とにかくゼロに抑えるしかない。ピッチャーとしての仕事をするだけです」と言葉に力を込めた。

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