【バレーボール】男子パリ五輪代表選手12人を発表 主軸は石川祐希、高橋藍

五輪代表に選出された高橋藍

日本バレーボール協会が24日にオンライン会見を開き、男子パリ五輪代表選手12人を発表した。

男子代表はネーションズリーグ(NL)1次リーグ最終戦(23日、フィリピン)で、強豪・米国にストレート勝ち。世界ランク1位のポーランドに次いで、過去最高の2位に浮上した。

代表メンバーには、エースの石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー)らが順当に選出された。会見に出席したフィリップ・ブラン監督(64)は「まずは石川、高橋藍という際立った選手がいた。その際立った選手を、どのように補完していくかを考えた。技術面であったりサーブ、ブロックなどでチームにどのように貢献できるかを考えて、(ほかのメンバーを)選考した」と明かした。

NLのフィリピン大会途中で、高橋藍はメンバー外となった。現在の状態について、ブラン監督は「(所属していた)イタリアのリーグで負ったケガの後遺症が原因で、必要な検査や治療を受けていた。一番重要なのは五輪に向けた事前合宿から、彼が満足な状態で練習できること」と説明した。パリ五輪代表メンバー12人は以下の通り。

◇セッター 関田誠大(ジェイテクト)、深津旭弘(東京GB)

◇オポジット 西田有志(大阪ブルテオン)、宮浦健人(ジェイテクト)

◇アウトサイドヒッター 石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー)、甲斐優斗(専大)、大塚達宣(大阪ブルテオン)

◇ミドルブロッカー 小野寺太志(サントリー)、山内晶大(大阪ブルテオン)、高橋健太郎(日本協会)

◇リベロ 山本智大(大阪ブルテオン)

26日の五輪組み合わせ抽選会ではシード国としてC組に入る。1次リーグで開催国のフランス、ポーランドとの対戦が避けられた。1972年ミュンヘン大会以来の金メダルへ、史上最強メンバーで臨む。

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