「最初、冗談かなと」急きょ先発の巨人・又木鉄平 打球直撃のアクシデントにも「あれで吹っ切れた」

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◇プロ野球セ・リーグ 巨人4-3ヤクルト(23日、東京ドーム)

「最初、冗談かなと思ったんですけど」

試合前の練習が始まって10分ほどしたときに杉内俊哉投手チーフコーチから「先発!」と言われた巨人のルーキー又木鉄平投手。

この日先発を予定していた菅野智之投手が腰痛のため、登板回避となり、白羽の矢が立てられました。

菅野投手からは「ごめんな」という声をかけられた又木投手。「菅野さんの代わりっていうのは結構緊張しました」と試合後、取材に応じました。

初回、先頭バッターの西川遥輝選手の打球がいきなり右ひじに当たるハプニング。

「あれでちょっと逆に吹っ切れた部分はあります」と少し笑顔に。

「痛かったんですけど、投げられる感じではあったんで、任された以上は投げられるところまで投げたいという思いで投げていました」

チームは2連敗中。Bクラスにも転落していて、とにかくゼロで抑える、勝ちにつながるピッチングをしたいという気持ちで投げていたと話した又木投手でしたが、変化球でストライクが取れず、阿部慎之助監督からも指摘を受ける場面も。結局、3回1/3を投げ、5安打5三振2四球2失点でマウンドを降りることになりました。

「5イニング以上は投げきりたかったですが、カウントが苦しい中だと簡単に打たれますし、同じような課題が出たんで、そこは自分の反省として、ここから取り組みます」

杉内俊哉投手チーフコーチによりますと、又木投手は再びロングリリーフとして配置されることになり、1軍での試合経験を重ねるということです。

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