グリッドフォーミングエネルギー貯蔵の人工短絡試験に成功 中国青海省 

グリッドフォーミングエネルギー貯蔵の人工短絡試験に成功 中国青海省 

 【新華社西寧6月24日】中国の送電大手、国家電網傘下の青海省電力公司電力科学研究院はこのほど、青海省海西モンゴル族チベット族自治州ゴルムド市で、100メガワット時(MWh)のグリッドフォーミングエネルギー貯蔵発電所の人工短絡障害試験を完了した。同省がグリッドフォーミングエネルギー貯蔵ユニットで人工短絡試験を実施したのは今回が初めて。

 グリッドフォーミングエネルギー貯蔵技術は、エネルギー貯蔵インバーターを使用して大規模電力ネットワークの安定運用を支える電圧源を構築する技術で、電力システムの安定性を大幅に向上させることができるとされる。今回の人工短絡障害試験の主な目的は、グリッドフォーミングエネルギー貯蔵ユニットと発電所が電力グリッドの事故に対応する際の調整特性を検証し、省内のグリッドフォーミングエネルギー貯蔵技術の大規模な応用に向けたデータを蓄積することにある。(記者/解統強、王浡)

© 新華社