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スマートフォンやタブレット端末などを使って家畜を遠隔で診療するサービスが道内で始まっています。獣医師の負担を減らすとともに、病気やけがの早期発見・治療につなげる狙いです。
サービスを開発したのは、東京のSBテクノロジーです。家畜の診療は主に全国でNOSAI(農業共済組合)に所属する獣医師が担当しています。農林水産省によりますと、獣医師の勤務時間の3分の1は移動時間だと言います。
4月にサービスを導入したNOSAI北海道でも、畜産や酪農の農家が点在する地域や離島では診療までの移動に時間がかかっていたということです。サービスを使うことで、獣医師が現地に行く必要がある家畜の死亡確認も遠隔で可能になるということです。
NOSAI北海道家畜部・中尾茂部長「効率的に時間が使えるようになり、もっと細やかな診療を提供したい、診療を多く見てあげたいといった対応が可能になる」。
SBテクノロジーによりますと、サービスは北海道や沖縄など全国のNOSAI獣医師のおよそ半数が使い始めていて、今後はペット分野への応用も目指すということです。