家庭の電力使用量データ活用し、要介護状態を防ぐ取り組み 群馬・安中市

安中市役所

安中市は住む人の健康状態により変化するという家庭の電力使用量のデータを活用して、健康寿命を伸ばし要介護状態を防ぐ取り組みを始めると発表しました。

家庭の電力使用量は通常の生活では時間ごとに頻繁に上下する傾向がありますが、健康と要介護の中間の「フレイル」の状態になると自宅にこもりがちになり電力の使用の変化が少なくなります。

安中市で始まる取り組みは、こうした電力のデータを活用して「フレイル」を早期に発見し健康寿命を延ばすことにつなげようというもので県内では初めての試みです。

利用料は無料で、対象は、安中市内で一人暮らしの65歳以上の人で、自宅にスマートメーターが設置され電力事業者と契約を結んでいることが条件です。

「フレイル」は早い段階で生活を改善することで要介護状態になることを防ぐことができるといわれています。電気の使用状況からAIが健康状態を検知し分析結果をもとに市の職員が日常生活についてアドバイスします。受付は7月1日からです。

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