『細かすぎて』人気ハリウッド女優の監督夫を「別人」として紹介…フジテレビは事実認め謝罪

番組公式サイトより

6月22日に放送された『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)。企画開始から今年で20周年を迎え、オーディションを勝ち抜いた70組が渾身のネタを披露した。

本企画はモノマネが細かすぎて伝わらない場合に、出場者がステージから強制落下するルール。テンポよく出場者のネタが披露されていたが、番組序盤でテロップに誤りがあった。

50組目に登場したのは、吉本興業に所属する芸人・金原早苗(37)と信濃岳夫(43)。’19年に本番組で滝川クリステル(46)と小泉進次郎(43)のモノマネで準優勝し、一躍知名度を上げた2人だ。

今回は金原が、大ヒット映画『バイオハザード』シリーズで主演したハリウッド女優のミラ・ジョヴォヴィッチ(48)に。そして信濃は、ミラの夫であるポール・W・S・アンダーソン監督(59)に扮してネタを披露した。

同夫妻は’20年12月に全米で公開された映画『モンスターハンター』でもタッグを組んでおり、’21年3月のジャパンプレミアでは自宅からリモートで参加する様子も話題を呼んだ。

そんな夫妻に扮した2人はステージに登場すると、信濃が「映画の完成記者会見にリモートで参加し、最初やたらとテンションが高いが、すぐにやることがなくなるミラ・ジョヴォヴィッチと夫・アンダーソン監督」とシチュエーションを説明。

ところが表示されたテロップでは、こう紹介されていたのだ。

《映画の完成記者会見ですぐにやることがなくなるミラ・ジョボビッチとウェス・アンダーソン監督》(原文ママ)

ウェス・アンダーソン監督(55)といえば、映画『アンソニーのハッピー・モーテル』(1996年)や『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014年)などで知られるアメリカ出身の映画監督だが……。さらにテロップと同時に映し出された似顔絵も、ウェス・アンダーソン監督の顔を描いたものだった。

こうした「アンダーソン違い」に気付いた視聴者もいたようで、SNSではこんな声が上がっていた。

《ウェス•アンダーソンいつからミラの夫になった?》
《ポールwsアンダーソンとウェスアンダーソン間違えてるな》
《ウェスアンダーソンじゃ無いよ。別のアンダーソンじゃよ》
《ミラジョボの旦那がウェスアンダーソン監督なわけないだろ!細かい間違いはしないで..》

本誌が24日にフジテレビに問い合わせると、同日中に広報宣伝部より次のような回答があった。

「確認不足のため、テロップで誤った紹介をしてしまったものです。視聴者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」

表示時間はわずかとはいえ、事前チェックはもっと“細かく”したほうがよさようだ。

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