東京科学大「世界トップ目指す」 10月発足、初代理事長候補会見

記者会見で意気込みを語る「東京科学大」の初代理事長候補に決まった大竹尚登氏=24日午後、東京都目黒区

 東京工業大と東京医科歯科大が統合して10月1日に発足する新大学「東京科学大」の初代理事長候補に決まった大竹尚登・東工大科学技術創成研究院長(60)が24日、記者会見し「互いの良さや強みを生かし糾合することで、世界トップクラスの科学系総合大学を目指す」と意気込みを語った。

 大竹氏は、理事長が経営を、大学総括理事(学長)が教学をそれぞれ担い、双方が密接に連携することが重要だと指摘。両大の研究融合を進める「総合研究院」を創設するほか、政府が10兆円規模の基金を活用して支援する「国際卓越研究大学」の認定を目指す構想も明らかにした。文科相から指名を受け正式に理事長に就任する。

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