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元交際相手の女性を殺害したなどの罪に問われている寺内進被告(32)の裁判員裁判で24日、検察は懲役30年を求刑しました。
起訴状によりますと、住居不定・無職の寺内被告は去年1月、博多駅前で元交際相手の川野美樹さん(当時38)を待ち伏せし、包丁で刺して殺害したなどの罪に問われています。
24日に開かれた論告求刑公判の冒頭、検察が、亡くなった川野さんの母親が書いた手紙を代読しました。
「(娘は)母子家庭として15年間過ごし、明るく育ってくれました。大好きなお酒を一緒に飲むこともできません。胸に穴が開いたようで、さみしさや切なさ、思い出も、もう作れないと感じます。死刑にしてほしい。被告人を死刑にしても娘が戻ってきませんが、極刑を望みます」
検察側は「一片の慈悲もなく、残忍極まりない。短絡的・自己中心的な動機に酌量の余地はない」として、寺内被告に懲役30年を求刑しました。
判決は今月28日に言い渡されます。