「立派なキノコで我慢できず…」公園で生えていた『毒キノコ』近隣住民が食べて食中毒 大阪・大泉緑地

大阪府堺市は24日、府営公園の「大泉緑地」に生えていたキノコを近隣住民が調理して食べたところ、おう吐などの症状を訴え、救急搬送されたと発表しました。市は毒キノコによる食中毒とみて、注意を呼びかけています。

堺市によりますと、近隣に住む50代の男性が、6月10日と13日に大泉緑地内でキノコを採取し、20日に自宅で調理して食べたところ、約2時間後におう吐や腹痛の症状を発症し、救急搬送されました。男性はその後回復して、すでに退院しています。

男性が食したのは「オオシロカラカサタケ」で、カサが白いまんじゅうの形で、表皮が裂けて茶色のウロコ状になっているのが特徴。初夏から秋にかけて、畑や庭園、公園などで群生しますが、食後2時間ほどで下痢・嘔吐などの食中毒症状が現れるということです。

男性は、市の聞き取りに対し、「立派なキノコだったのでしばらく家で眺めていたが、食べたくなって我慢できなくて食べてしまった」と話しているということです

食べることができるキノコかどうかを鑑別することは素人では困難なことから、堺市では生えているキノコを食べないよう注意を呼びかけています。

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