「今回の雨は全体的に見ると恵みの雨かなと思います」 降水量が少なかった6月 農家では大雨を喜ぶ声 鳥取県八頭町

6月24日は23日とはうって変わって、晴れて気温が上昇した山陰地方。

三好亜美 記者

「午後2時の鳥取県八頭町です。曇っているのですが、日差しが強くじっとりとまとわりついてくるような暑さです」

最高気温は

(鳥取県)

・鳥取:31.5℃

・米子:31.5℃

(島根県)

・益田:31.7℃(今年最高)

と湿度も高く蒸し暑い一日となりました。

そんな中、草刈りをしていた人はー。

草刈りをしていた人

「暑いですね。蒸し暑い。とにかくやりすぎて倒れんように。倒れたらもう作業できなくなるので」

“じめじめ”とむし暑い季節。一方で23日までの大雨を喜んでいる人もー。

田中農場 田中里志 社長

「今回の雨は全体的に見ると、恵みの雨かなと思います」

鳥取県八頭町にあるこちらの農場。120ヘクタールの農地で米や白ネギなど、10種類の農作物を栽培しています。6月は降水量が例年よりも少なかったため、米の栽培には不安があったといいます。

田中農場 田中里志 社長

「ずっと晴れ続きで用水路の水が少なくて足りなかったので、水がうまく貯められなかったので雑草が生えてきてしまって」

実際に田んぼでは水の量が減り、雑草が生えていました。さらに、白ネギも雨不足で乾燥。生育にも影響が出始めていたといいます。しかし、週末の大雨で鮮やかな緑色を取り戻し一安心。

田中農場 田中里志 社長

「鳥取以外の各地で大雨が降っていたりするので、ちょっと不安な面はありますけど、ほどほどに降ってもらったら一番農作物も喜ぶんじゃないかなと思います」

農家にとっては恵みの雨となった今回の雨。気象台によりますと、週後半にかけて再び大雨が降る予想で注意が必要です。

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