日経平均、208.18円高の「38,804.65円」で取引終了…“円安効果”で買われた個別株の正体【6月24日の国内株式市場概況】

2024年6月24日(月)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

6月24日の日経平均株価は、寄り付きこそ下落してスタートしたものの、米ドル円が160円に迫るなど(1米ドル159.90円)、約2ヵ月ぶりの円安水準となるなか、反発。円安が業績に追い風となるトヨタ自動車〈7203〉をはじめとした「自動車株」が買われました。売買代金は3兆円台なかばと振るわなかったものの、海外短期筋とみられる指数先物への買いが入るなかで指数は上昇幅を拡大させ、前日比208.18円高の38,804.65円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが161銘柄、値下がりが63銘柄、変わらずが1銘柄。

日経平均株価の寄与度上位は、TDK〈6762〉、中外製薬〈4519〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、トヨタ自動車〈7203〉、レーザーテック〈6920〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ダイキン工業〈6367〉、信越化学工業〈4063〉、リクルートホールディングス〈6098〉、メルカリ〈4385〉、ディスコ〈6146〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は13億8,600万株、売買代金は3兆4,666.35億円となり、前日と比べて減少。

業種別では、輸送用機器械、医薬品、倉庫・運輸関連業、銀行業、情報・通信などが上昇した一方、ゴム製品、非鉄金属、サービス業、鉱業、電気・ガス業などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がティーガイア〈3738〉で+400円(+20.36%)の2,365円、2位がFPパートナー〈7388〉で+255円(+10.37%)の2,715円、3位がエムアップホールディングス〈3661〉で+108円(+8.31%)の1,408円となりました。

一方、値下がり下位は、1位がKADOKAWA〈9468〉で-239.5円(-8.02%)の2,747.5円、2位がエンビプロ・ホールディングス〈5698〉で-41円(-7.82%)の483円、3位がUSEN-NEXT HOLDINGS〈9418〉で-280円(-5.98%)の4,400円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは57銘柄、年初来安値を更新したのは7銘柄でした。

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