「自民党に新しい扉を開く橋渡し役を担って欲しい」北海道選出の自民党議員からも総理退陣求める声 茂木幹事長は「夏の間、よく考えたい」

自民党の裏金問題で支持率の低迷が続く岸田総理。
先週末は道内選出の自民党の議員からも総理の退陣を求める声が上がりました。

東国幹衆院議員(22日・旭川市)
「首相はゆめゆめ再選などと軽々しく口にすることではなく、思いとどまって、むしろ自民党に新しい扉を開く橋渡し役を担ってほしい」

22日、北海道旭川市で開かれた自民党の支部大会で、地元選出の東国幹衆議院議員は、岸田総理に秋の自民党総裁選の立候補を見送るよう求めました。

東議員の後ろには「ポスト岸田」の1人とされる自民党の茂木幹事長。東氏の発言に力が入ります。

東国幹衆院議員(22日・旭川市)
「自民党はまだまだ人材が豊富。自由闊達な総裁選を9月に行われなければならない」

共同通信の最新の世論調査では内閣支持率は22.2%で、前回調査を2ポイント下回りました。
党内では、若手議員が総理への不満を露わにし、求心力の低下が浮き彫りとなっています。

自民党 茂木敏充幹事長(23日・北斗市)
「新幹線が函館市に乗り入れできることは、おそらくまた違った意味での経済効果を生んでいくのではないかと思う」

茂木幹事長は23日、北斗市の北海道新幹線の建設現場を訪れ、函館市の大泉市長が公約に掲げる新幹線の函館駅乗り入れ構想について「しっかり検討したい」と前向きな姿勢を示しました。

そして、注目される総裁選の立候補については「夏の間、よく考えたい」と述べました。
「岸田おろし」の風が地方からも吹き始めています。

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