ジャガー・ランドローバー（JLR）のブランド全体にとってもフラッグシップに君臨する『RANGE ROVER SV（レンジローバーSV）』に、日本限定のビスポークモデルとなる2種類の特別仕様車“1858 EDITION（1858エディション）”と“BALMORAL EDITION（バルモラル・エディション）”が登場。6月20日より受注が開始されている。
2023年に導入されたパーソナライゼーションプログラム“SVビスポーク・サービス”を用いて、日本限定で特別に生産される今回の特別仕様車は、ともにマイルドハイブリッド（MHEV）テクノロジーを採用する4.4リッターV型8気筒ツインスクロールターボチャージドガソリンエンジン（最高出力：452kW／615PS、最大トルク：750Nm）を搭載した『レンジローバーSV P615』をベースとする。
そのうちロングホイールベース（LWB）をベースに限定4台となる『レンジローバーSVビスポーク 1858エディション』は、1858年に日英修好通商条約が両国間で締結され、外交関係が築かれた年にちなんだ名称を授けられ、日本文化からインスピレーションを得てデザインし、墨絵から着想を得て日本と英国とのつながりを表現したという内外装はモノトーンでまとめられた。
そのエクステリアでは、墨絵でよく使われる“ぼかし”を表現するべく限りなくホワイトに近いビスポークライトグレイを開発し、アルミホイールのインサートにも同色を採用。ルーフカラーにやや濃い色のビスポークグレイを採用することで、全体に濃淡をつけ単調さを回避する手法が採られる。
さらに「RANGE ROVER」バッジには通常モデルよりも明るいクロームをあしらい、リヤから見た際にロゴがはっきりと浮かび上がって見えるとともに、グロスダークグレイ、コントラストダイヤモンドターンドフィニッシュと前述のビスポークライトグレイグロスインサートをあしらった鍛造23インチ“スタイル1077”アロイホイールが脚元を引き締める。
一方のインテリアも、フロントはシンダーグレイ、リアはライトクラウドのシート（シンダーグレイインテリア）という同車限定の特別なコンビネーションとされ、シートのショルダー部分には日本の着物の柄からインスピレーションを得たオリジナルデザインの刺繍も施される。
トリムフィニッシャーやシフトコントロールのホワイトと合わせて、ラグジュアリーとピュアさを高次元に融合させた格別なインテリア空間とされた。
■限定数は1858エディションが4台、バルモラル・エディションは5台
同じくスタンダード・ホイールベース（SWB）仕様で限定5台の『レンジローバーSVビスポーク・バルモラル・エディション』は、スコットランド・アバディーンシャーにある英国王室が所有するバルモラル城がその名の由来とされる。
由緒ある初代の4ドアにもバルモラル・グリーンというエクステリアカラーがラインアップされていたことから、それを現代風に再解釈し、新たにこのモデル専用色としてよりラグジュアリーな質感で、明るく透明感のあるビスポークグリーンが開発された。
エクステリアではルーフとミラーカバー、アルミホイールインサートにビスポークグレイを組み合わせることで、華美になり過ぎない控えめな個性を表現し、インテリアでは質感が良く、製造工程においてレザーよりも二酸化炭素（CO2）排出量の少ないウルトラファブリクスを採用。また、ライトクラウドフロント＆シンダーグレイリヤシートとすることで、同1858エディションの前後シートと配色を逆にしている。
そのほか、ベースモデルの“SV イントレピッド”では選択できないサテンホワイトセラミックのトリムフィニッシャーを合わせることで、よりクリーンで明るい雰囲気に仕上げつつ、シートのショルダー部分にはこちらも1858エディションと同様、オリジナルデザインの刺繍を施している。
開口部のトレッドプレートには、それぞれ「SV BESPOKE 1858 EDITION」と「SV BESPOKE BALMORAL EDITION」の文字が入り、さらにこの仕様の限定生産台数を表す「1 OF 4」や「1 OF 5」のナンバーも併記。価格は『レンジローバーSVビスポーク 1858エディション』が4850万円、『レンジローバーSVビスポーク・バルモラル・エディション』が3866万円（いずれも税込）となっている。
ランドローバー公式サイト：http://www.landrover.co.jpランドローバーコール（フリーダイヤル）：0120-18-5568
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