中国「嫦娥6号」、帰還に向けて点火か–月裏のサンプルが地球に

中国の月面探査機「嫦娥6号」(Chang’e 6)が地球に帰還するためにエンジンを点火したことが観測団体や天文学者から報告されている。

嫦娥6号は着陸機(ランダー)と上昇機(アセンダー)、周回機(オービター)、帰還機(リターナー)で構成され、月の裏側のサンプルを地球へと持ち帰るミッションだ。6月2日には、月の南極にあるエイトケン盆地のアポロクレーターに着陸した([フォトレポート]地球からは見えない謎に満ちた「月の裏側」–中国「嫦娥6号」が撮影)。

6月21日にエンジンを点火。6月25日早朝に予定されている地球への帰還に向けて、軌道に移動したとみられる。

今後、嫦娥6号のリターナーは地球へと向けて、サンプルが入った再突入カプセルを放出する。カプセルは内モンゴル自治区の西子王旗に着陸する予定だ。

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