「このパソコンは10歳だけどまだまだ使える」古いパソコンどうやってリユースする?説明受けた児童が感じたこと 宮城・東松島市

政府の「SDGs未来都市」に選ばれている宮城県東松島市で、環境問題を考える出前授業が24日行われました。小学生たちが、資源のリサイクルがどのように行なわれているかを学びました。

東松島市の大塩小学校で行われたSDGsの出前授業には、企業などの資源リサイクルやリユースを紹介する5つのブースが設けられ、4年生14人が見て回りました。

日本システムケアの担当者: 「パソコンは3年間ぐらい使ったら次のものに新しく替えることが多いが、このパソコンは10歳だけどまだまだ使える」

このうち、情報機器の再利用に取り組む企業からは、ハードディスクのクリーニングやメモリーの増設を行ない、10年前の古いパソコンをリユースしていることが紹介されました。

食器の製造メーカー コバヤシの担当者: 「甘くないトウモロコシ、工業用トウモロコシから出来た粉を(原料に)混ぜ合わせている」

また、食器の製造メーカーは、工業用トウモロコシからとれるデンプンを皿の素材に活用し、プラスチックの使用量と二酸化炭素の排出量を抑えていると説明しました。

児童: 「使えなくなったものはリサイクルをして新しいものに出来ることを知った」 「使わなくなったものをすぐに捨てないで、リサイクルすることをやるようにしたい」 東北大学大学院 劉庭秀教授: 「自分の行動によって環境問題にある程度貢献ができるという気持ちを持ってもらい、将来的にはまちに戻ってもらって持続可能なまちにしてもらいたい」

東松島市は2018年に政府の「SDGs未来都市」に選定されたことを受け、東北大学と共同で、この出前授業を毎年市内8つの小学校で実施しています。

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