給食食材の豚肉産地偽装 寿食品が破産手続き開始決定 負債14億円超

川崎市などの小中学校に給食の食材として提供した豚肉を国産と産地偽装した相模原市の寿食品が、今月14日に横浜地裁から破産手続き開始の決定を受けていたことが分かりました。

帝国データバンク横浜支店によりますと、寿食品は1960年創業で、食堂の運営や公立小中学校の給食事業を手がけてきました。

しかし、去年9月の検査で川崎市立小中学校の給食向けに国産として提供していた豚肉に外国産を混入させ、産地を偽装していたことが発覚。
県警が不正競争防止法違反の疑いで本社と食品加工工場を家宅捜索しました。

寿食品は、横浜市や相模原市の市立小中学校などにも産地偽装の豚肉を提供していたことが分かり、去年11月に食肉事業部門を廃業し、先月31日に自己破産を申請していました。

負債額はおよそ14億8000万円とみられています。

© 株式会社テレビ神奈川