被害者「とにかく頭に来ている」 弘前市でサクランボ2kg盗まれる

弘前市の農園で、収穫間際のサクランボが盗まれる被害がありました。被害に遭った生産者は、憤りをあらわにしています。

【被害に遭った生産者 舘田光浩さん】
「とにかく頭に来ているということだな、せっかく精魂込めて作ったものを盗られるから、津軽弁で言う『肝焼ける』そんな感じですね」

被害に遭ったのは、弘前市大久保でサクランボを栽培している舘田光浩さんの園地です。

警察などによりますと、22日午後6時40分ごろから23日午前4時半ごろまでに「紅秀峰」という品種のサクランボ、およそ2キロがもぎ取られ、盗まれたということです。被害額はおよそ1万円です。

【被害に遭った生産者 舘田光浩さん】
「この枝から盗られてしまったわけこの枝から。ここを見れば分かるべ」

(Q.何もないですね)「ここには実が付いていた、全部にここに全部実が付いているわけ、こういう感じでそれが全部盗られてしまったわけよ」

サクランボがもぎ取られた木を見ると、実に付いている“つる”が残ったままになっています。犯人は“つる”を残して実だけを盗んでいました。

【被害に遭った生産者 舘田光浩さん】
(Q.“つる”がない状態で取っていったってことは)「もうこのままよ」
(Q.ここで食べていった)「ここで食いながら袋に入れるって感じじゃないですか」
「これは商売人ではないと思うよ」

舘田さんによりますと、2024年の被害は2回目で、20日から21日にかけても盗まれたということです。

2024年は天候にも恵まれ、出来も良く育っていた矢先の盗難被害でした。

【被害に遭った生産者 舘田光浩さん】
「犯人は早々に見つかってほしいな」

警察は、窃盗事件として捜査するとともに、防犯体制の強化のため、舘田さんに防犯カメラの設置位置を変えるよう助言しています。

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