保育所から預かった公金を紛失 南国市の子育て支援課の職員など3人を戒告の懲戒処分【高知】

高知県南国市の2つの保育所から預かった公金を紛失したとして、市は6月24日付で子育て支援課の職員など3人を戒告の懲戒処分にしました

24日付で戒告の懲戒処分となったのは、南国市の子育て支援課の課長、課長補佐兼幼保支援係長、当時の主査のあわせて3人です。

また、当時の会計課の会計管理者兼会計課長が厳重注意の処分となっています。

南国市によりますと、2022年10月に市の子育て支援課が里保育所から預かっていた1か月分の職員給食費6万4000円が指定の金融機関に入金されていないことが、去年5月に会計課からの指摘でわかりました。

また、去年2月にはあけぼの保育所が課に預けた職員給食費11万2200円も行方が分からなくなっています。

市は盗難の可能性も考慮して警察へ被害届を出しています。

市では、公金の紛失を受けて子育て支援課で現金を預かることをやめるなど再発防止の対策をとっているということです。

南国市の平山耕三市長は「適切な事務手続きを欠いた結果、公金を紛失する事態となり、市政に対する信頼を大きく損ねてしまったことに対し、深くお詫び申し上げます。」とコメントしています。

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