「佐渡島の金山」世界遺産登録へ向け県民結束 総会で決意新たに-ユネスコ委員会開催1カ月前【新潟】

「佐渡島の金山」の登録に向けた県民会議の総会

ユネスコ世界遺産委員会の開催が1カ月後に迫っています。「佐渡島の金山」の登録に向けた県民会議の総会が開かれ、関係者が登録実現への結束を確認しました。

総会には、花角知事や佐渡市の渡辺市長ら約290名が出席。県の担当者がイコモスの勧告内容を説明し、北沢地区を構成資産から除外することや、開発を抑制する「緩衝地帯」を金山の沖合に広げることなど、勧告に沿う形で調整していることを報告しました。

このあと、7月の登録実現に向けて一致協力して金山の価値の周知や、保全活動に一層取り組むとする決議を採択しました。

■花角英世知事
「国と地元佐渡市としっかり連携をして、なんとしても実現するという思いで取り組んでいきたいと思います。」

■佐渡市 渡辺竜五市長
「本当に28年ということで四半世紀を超えて思いがギュッと固まってますので、この思い島民合わせて県民合わせて、熱い思いをこの一カ月しっかりと出していきたいと思っております。」

ユネスコ世界遺産委員会は、来月21日からインドのニューデリーで開催されます。

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