参加国の「相談窓口」を開設 運営面からスタッフの生活まで幅広く対応 遅れ解消につながるか 万博

懸念されている、準備の「遅れ」の解消につながるのでしょうか?
開幕まで300日を切った大阪・関西万博の出展国が、”期待していた”という相談窓口がオープンし多くの担当者が詰めかけました。

6月24日、大阪府の咲洲庁舎に集まった、大阪・関西万博にパビリオンを出展する国などの担当者たち。

博覧会協会などは、パビリオンの建設や、会期中のスタッフの生活など、参加国からの相談を受け付ける窓口、「ワンストップショップ」を、24日から万博閉幕まで開設します。

【日本国際博覧会協会・比良井慎司担当局長】「今回、窓口が一元化されるということで、運営準備を加速していきたいと期待している」

開幕まで300日を切り、会場内の交通や物流、さらには銀行手続きなどの運営面での相談が増えているということです。

24日、齋藤経済産業大臣を訪問した、BIE=博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長は、「ワンストップショップ」が重要なポイントだと話しました。

【BIE=博覧会国際事務局・ケルケンツェス事務局長】「各国が期待していた、万博までの準備の中でも、「運営面」という新たなフェーズに突入したということです」

【齋藤健経産相】「懸案の建設に加えて、内装展示に向けた支援に取り組んでいて、運営面を含め、経産省上げて開催に向けた準備を一層加速する」

その後、岸田総理を表敬訪問しました。
【岸田文雄首相】「今後も、BIEや関係各国とも連携しながら、万博開催に向けての機運を盛り上げていきたい」

実際に、ワンストップショップに参加した担当者は…

【タイの万博担当者】「特に聞きたかったのは、ビザ申請、保険のシステム、広報活動についてです」

【カナダの万博担当者】「ワンストップショップは、準備期間中でも、とても重要なステップです。ドバイ万博でもそうでした。私たちの様々な質問に対して、協会側から良い回答をいただけたことを評価したいです」

25日からは、各国の担当者などが一堂に会して情報交換などを行う国際会議が、奈良県で行われます。

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