上関・中間貯蔵施設に反対を…周防大島町の住民が町長に署名提出

上関町で立地可能性調査が進められている使用済み核燃料中間貯蔵施設についてです。

近隣自治体の周防大島町にきょう(24日)計画に反対するよう町長に求める署名が提出されました。

(町民)

「本日ここに「民意」という希望のバトンをお渡しします。 どうぞこの民意をしっかり携え協議の席に着き決して反故にすることのないように」

署名を提出したのは周防大島町の町民有志で1232筆の署名を藤本浄孝町長に手渡しました。

署名は去年11月から集めはじめ、提出は今回で3回目、あわせて3223筆となっています。

このうち町民による署名は2580筆です。

藤本町長はまだ賛成、反対、どちらの立場でもなく、更なる情報を求めていきたいとしたうえで、施設の概要が示されたのち、必要があればアンケートなどを実施し町民の意見を聞きたいと話しました。

(周防大島町 藤本浄孝町長)

「周防大島で生きていく住んでいくとなったときやはり大切なことは安全であり安心であることは間違いないのでしっかりとそれを確保できるのかどうですかということを投げかけていくという事は大切だと思っています」

(署名を提出した 川口智さん)

「町長にはよその町のこととしてではなく自分たちの地域の危機として受け止めていただいてぜひ積極的にこの問題に取り組んでいただきたい」

町民らは、今後は勉強会などといった情報発信に力を入れていきたいとしています。

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