柏に勝利 サンフレッチェ広島 5位で前半戦折り返し 鮮やかなパスワークで先制・堅守で勝ち点3(6月22日)

明治安田J1リーグは、前半戦最後となる第19節。サンフレッチェ広島は、敵地で柏レイソルと対戦。鉄壁の守りで優勝戦線に踏みとどまりました。

6月22日(土)柏 vs. 広島(三協F柏)

石田充 アナウンサー
マリノス戦の逆転負けから中2日で迎えた、厳しい日程の柏レイソル戦。広島に戻ることなく、関東で調整を続けていたんですが、それでも疲労の影響かサンフレッチェは、立ち上がりから押し込まれる苦しい展開。

前半9分、ゴール前に攻め入られ、ひやっとしましたが、粘りのディフェンスでゴールを許しません。

0-0で迎えた前半33分、最終ラインのDF・中野就斗 から左サイドのMF・東俊希 へ。そして、FWの 大橋祐紀 へとつなぐと、仕掛けます。仕掛けてゴールラインぎわから粘ってクロス。これを ドウグラス・ヴィエイラ が、押し込みました。去年のチーム得点王が、今シーズンのリーグ戦初スタメンに応える先制弾です。

注目は、最初のパスを出した中野選手。1回、右に蹴るよっていうジェスチャーをするんです。と見せかけて、腰のひねりで左サイドに大きく展開。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
見ていて、だまされました。

石田充 アナウンサー
この展開から 大橋選手のこの粘り。見事な個々の強さが出たサンフレッチェでした。

ただ、後半もピンチの連続なんですが、日本代表の守護神・大迫敬介。後半19分のキーパーの目の前からのシュートにも触っているんです。

そして後半30分にはレイソル選手からクロスか、いや強烈なシュート。ちょっと “ブレ球” だったんですが、左手一本で防ぎました。

大迫を中心に堅い守りを貫いたサンフレッチェ。今シーズン、初めて1-0でロースコアで逃げ切りました。ハードなスケジュールが続く中、5位をキープして前半戦を折り返しとなりました。(柏 0-1 広島)

よくタイトなスケジュールの中、粘って守りました。順位を見ていきましょう。19節が終わって現状、5位なんですが、首位・町田との勝ち点差は7ですから。まだまだ、わからない。サンフレッチェは8勝3敗と、負けは少ないんですが、引き分け(8)が多いという前半戦でした。得点能力は一番リーグで多いという戦いになっています。

そんなサンフレッチェですが、タイトなスケジュールが続きます。今度はあさって26日(水)、エディオンピースウイング広島でアルビレックス新潟戦です。

新潟というと 新井直人 選手の古巣ということにもなるんですが、ナイトゲームはまた独特の盛り上がりがあって、非常におもしろいというところもありますから、ぜひそのナイトゲームの雰囲気も含めて、あとは 川村拓夢 選手がいなくなってしまったというのはあるんですが、そこに誰が入ってくるのか、選手起用もどうなるのかというのも含めて、大事な後半戦の初戦になります。まだエディオンピースウイングに行ったことがないという方は、ぜひ、水曜日の新潟戦に行ってみてはいかがでしょうか?

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