堂本光一、フェラーリに関心のない女性ファンに“愛ある”毒舌「お前らにはわからん!」

ライブ同様、映画イベントでもドSっ気全開な堂本光一

堂本光一KinKi Kids)が24日、都内で行われた映画『フェラーリ』(7月5日全国公開)の先行上映会イベントに出席。愛車でもある“フェラーリ”に対する愛情が爆発したトークを展開するが、車に関心のない女性ファンが集まる会場に向かって「おい!」と喝を入れる一幕もあった。

ヒート』などで知られる巨匠マイケル・マン監督がメガホンを取った本作。1957年夏を舞台に、世界的自動車メーカー“フェラーリ”の創設者エンツォ・フェラーリ(アダム・ドライヴァー)が、経営破綻や息子の死といった悲劇に見舞われながらも、イタリアの伝説的な自動車レース「ミッレミリア」で再起する姿を描き出す。

映画の“宣伝コメンダトーレ”(=社長・騎士団長)を務める堂本は、「非常に滅相もない気持ちでいるんですけど、うれしいです。少年の頃からフェラーリが大好きで、公私混同と言ってもいいんでしょうかね。お話をいただいたときに、すごく荷が重いなという気持ちと本当にうれしいなという気持ちと、自分がお話しすることで少しでもフェラーリの素晴らしさが伝わるといいなという思いで、お話をいただきました」と就任に至った思いを打ち明ける。

会場を見渡し、「どれくらいが自分のファンの方なのかわかりませんけども、え~、多分お前にはわからん! だってフェラーリに興味ないだろう!」と声をあげるも、MCから「堂本さんを通じてフェラーリに興味持っています」と伝えられると、「本当? なら良かった」と安どする堂本。そして「ちょっと想像とは違った内容ではありました。みなさんも煌びやかで常にレースでも強い世界をイメージなさると思いますが、決してそれだけではないというのが実話として描かれているので、びっくりするんじゃないかな。でも、それがあって今があると学んでいただければと思います」と呼びかけた。

しかし、やはりフェラーリ好きの観客はあまりいないようで、堂本が「2006年トリノオリンピックの開会式覚えていますか」と尋ねても会場は沈黙のまま……。思わず「おい!」と一喝し、「赤いF1マシーンが会場を走ったんですよ」と教えるも、会場からの「へ~」という声に「もうちょっと広めていかなければいけないですね」と肩を落としていた。

現在、「430スクーデリア」を所有している堂本は「乗ると大体嫌がられる。鉄板むき出しですからね。僕、鉄を溶接する資格を持っているので、溶接の跡を見ると上手いか下手かわかるんです」と説明しつつ、「エンジンの振動が来ちゃうし、乗るには気合がいる車なんですよね。サーキット走行ができる乗用車なので、座った瞬間に『おまえ乗れるのか?』と聞かれている感じがする。試されるんです。それが心地いい」と笑顔。また、MCが「車を買うとチームを応援できる」とF1について話すと、堂本は「そう! だから頑張って所有する。F1を見ているときにフェラーリが勝つと、俺の資金がそこに行ってるやん! という気持ちになれる」と充足感に満ちた表情を見せた。

フェラーリ愛が止まらない堂本は「最後の方でレースをしているときにフェラーリが連なって走っているところがあるんですけど、そこはシビれますから。そこでシビれない人は僕とは共感できません!」とキッパリ。最後のフォトセッションでカメラに向かって手を振る堂本は、自分に振り返すファンに「手を振っている人もいますけど、お前に振ってんじゃねーよ!」と“ファン愛”あふれる毒舌で会場を笑いに包んだ。(錦怜那)

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