人、場所、記憶──“行方不明”がテーマのホラーイベント「行方不明展」開催

ホラー作家・さん、株式会社闇、テレビ東京のプロデューサー・大森時生さんらによるホラーイベント「行方不明展」が、7月19日(金)より開催される。

会場は日本橋の三越前福島ビル1階。入場チケットは、6月24日よりローソンチケットにて販売中だ。

あらゆる“行方不明”をテーマにした展覧会「行方不明展」

「行方不明展」は、あらゆる“行方不明”をテーマにした展覧会。

会場では、貼り紙、遺留品、都市伝説など、様々な行方不明にまつわる物品や情報を集め、分類して展示する。

展示は4つのルートに分かれており、人の行方不明である「身元不明」、場所の行方不明である「所在不明」、ものの行方不明である「出所不明」、記憶の行方不明である「真偽不明」が、それぞれテーマになっている。

制作チームには、『かわいそ笑』『6』といった著作で知られる気鋭のホラー作家の梨さん、ホラーコンテンツを多数展開する株式会社闇、テレビ東京60周年のイベント『祓除』などを制作しそのたびに話題を呼んできた大森時生さんが名を連ねる。

そのほか、フェイクドキュメンタリー『Q』の寺内康太郎監督、第2回日本ホラー映画大賞を受賞した近藤亮太監督、A24作品『ミッドサマー』などのポスターを手がけるアートディレクター・大島依提亜さんが参加している。

「行方不明展」制作者のコメント

梨さん
茨木のり子さんの「行方不明の時間」という詩がとても好きです。

頓花聖太郎さん(株式会社闇)

行きて帰らぬ物語、そこに新たなワンダーを見出したいと考えています。

大森時生さん(テレビ東京)

あくまでフィクションです。

が、「ここではないどこかへ」という感覚は僕にもあります。

渋谷が騒然 イベント「その怪文書を読みましたか」を開催した梨と株式会社闇

「行方不明展」制作チームの一員である梨さんと株式会社闇は、2023年3月に渋谷で考察型展覧会「その怪文書を読みましたか」を開催している。

同展では、謎の貼り紙が渋谷の一角を埋め尽くし、チケットも連日即完売。体験まで6時間待ちとなり、SNS上でも大きな話題となった。

渋谷での開催後、東京、広島、大阪、福岡、神奈川で巡回展が実施され、太田出版より書籍化されるなど、イベントだけに収まらない広がりを見せている。

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