真岡鐵道 アルコール基準超で乗務の運転士 停職1カ月の懲戒処分

とちぎテレビ

真岡鐵道の男性運転士が、アルコール検査で基準を超える値が出たのに、SLを運転した問題で、会社は24日、この運転士を25日付で停職1カ月の懲戒処分とし運転しない部署へ異動させると発表しました。

真岡鐵道によりますと、51歳の男性運転士は4月20日朝、2度のアルコール検査で会社が定める基準を超えたにも関わらず、本来行うべき3回目の検査をやらずに、SLを運転したということです。

このため真岡鐵道は、51歳の男性運転士を25日付けで停職1カ月の懲戒処分とするとともに、運転しない部署へ異動させるということです。

また、ペアで呼気検査をした43歳の運転司令の男性は、これを黙認したとして、2人の上司で53歳の安全統括管理者の男性は監督責任を問われ、減給1カ月の懲戒処分としました。

また、24日に開かれた真岡鐵道の株主総会で、会社社長を務める石坂真一真岡市長が一連の不祥事について、株主や役員に陳謝したということです。

この問題を受けて真岡鐵道では25日から、運転士全員にアルコール検査を適切に行っていたかなどの聞き取り調査を行い、過去に不正がなかったか調べを進めるということです。

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