[パリ 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は24日、政情不安に起因する最近の金融市場の混乱は、フランスの銀行の流動性や資本に影響を与えていないと述べた。
今月、マクロン仏大統領が国民議会(下院)の解散総選挙を急きょ発表したことを受けて、フランスの銀行の株式や債券は大きな損失を被った。
ビルロワドガロー氏は講演で、フランスの銀行の流動性と資本はともに非常に強固であるとした上で、「こうした強みは政局の不確実性による最近の株式市場の動きに全く影響されていない」と述べた。