【阪神】岡田監督 日本ハムとは大違い…打撃練習へのボヤき止まらず「外野のピーピーちゃうぞ」

グチが止まらない阪神・岡田監督

阪神・岡田彰布監督(66)のボヤキ節が止まらない。25日から中日、ヤクルトとの6連戦に臨むが、リーグ戦再開後も深刻な貧打にあえいでいる。直近のDeNA2連戦(甲子園)では、一軍&4番に復帰した大山こそ4安打と好調だったが、1番・近本が無安打、2番・中野が1安打と不発…。チーム打率は、リーグワーストの2割1分9厘と下降の一途をたどっている。

試合前の打撃練習でさえ精彩を欠く虎ナインを指揮官は「フリーバッティングのピッチャーで(打球が)ケージから出えへんのはおかしいよ」と疑問視。「(打球がスタンドに飛び込む際に)ピーピー笛吹いてるけど、うちの打球はみんな反対方向の内野席の打球やないか。外野のピーピーちゃうぞ、右は一塁側のスタンド、左は三塁側のスタンドのピーピーやで。練習の時から差されとったら、試合で打てるわけないやんか」と憤った。

さらに23日のチーム練習の前には、新庄監督率いる日本ハムの試合前練習をテレビでチェックしていたという虎将。「郡司と万波やったけど、ケージから1発も出ない打球はなかったな。みんな前でうまいこと捉えて。たいしたもんや」と、理想の打撃を披露したスラッガーをうらやんだ。

一方で、投手が力投を続けていることもあり、チームは首位・広島と2ゲーム差で2位をキープ。「野球なんて簡単に考えたらええんやんか。難しく考えると、余計におかしくなるんやから」と岡田監督が指摘する通り、悩める野手陣はいかに無心でバットを振れるかがカギとなる。一刻も早く本来の猛虎打線の姿を取り戻し、首位に返り咲きたいところだ。

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