東部にミサイル攻撃、5人死亡 前線近く、子ども含む41人負傷

24日、ウクライナ東部ドネツク州ポクロウシクでロシア軍によるミサイル攻撃を受け、破壊された住宅(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロシア軍は24日、ウクライナ東部ドネツク州ポクロウシクを弾道ミサイル「イスカンデルM」で攻撃し、5人が死亡、子ども4人を含む41人が負傷した。州知事が発表した。集合住宅やガスなどの民間インフラが被害を受けた。

 ポクロウシクは前線に近く、ロシア軍が2月に制圧した要衝アブデーフカの北西約40キロ。ウクライナ軍が補給に使う道路など複数の幹線道路が通る。

 ゼレンスキー大統領は24日、2月に統合軍司令官に就任したソドル氏を准将フナトフ氏と交代すると発表。ウクライナメディアは、権力乱用と無能な指揮で多くの兵を死なせたとして軍事組織「アゾフ連隊」がソドル氏の捜査を求めたと報じていた。

5月、モスクワの「赤の広場」で、9日の対ドイツ戦勝記念日軍事パレードのリハーサルに登場した戦術ミサイルシステム「イスカンデルM」(タス=共同)

© 一般社団法人共同通信社