ウクライナ東部で5人死亡・41人負傷、ロシアのミサイル攻撃で

[24日 ロイター] - ウクライナ東部ドネツク州のポクロフスクで24日、ロシアのミサイル攻撃があり、少なくとも5人が死亡、子ども4人を含む41人が負傷した。地元当局が明らかにした。

この地域は前線から約24キロ離れている。当局者によると、ロシアは弾道ミサイル「イスカンデルM」2発を発射。車6台と民家16軒が被害を受け、家屋1軒が全壊した。

ドネツク州のフィラシキン知事は「ここ最近で最大規模の民間人への攻撃の一つだ」とした。

ゼレンスキー大統領はこの攻撃に対し「絶対に正当な方法で」対応すると述べた。

ポクロフスク方面はしばらく前から、ウクライナ東部と南部に広がる全長1000キロの前線で最も激しい戦闘の舞台となっている。

ウクライナ軍参謀本部はこの地域で45件の攻撃があったとし、「現在、最も戦闘が激しいのはポクロフスク方面で、侵略者は引き続きわれわれの防衛を突破しようとしている」と指摘。その上で「国防軍はロシア占領軍を疲弊させ、ウクライナ領の奥深くへの前進を阻止する措置を講じている」と述べた。

© ロイター