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火ドラ★イレブン『あの子の子ども』に出演する桜田ひよりさんと細田佳央太さんが、初共演の心境を明かしました。
【写真11枚】初共演ながら撮影では息の合ったやりとりをみせる桜田ひよりと細田佳央太
6月25日(火)にスタートする火ドラ★イレブンは、桜田ひよりさんが主演、その相手役を細田佳央太さんが務める『あの子の子ども』(カンテレ・フジテレビ系)。
このドラマは、第47回講談社漫画賞・少女部門(2023年度)を受賞した蒼井まもるさんの同名少女漫画を原作とし、“高校生の妊娠”をテーマに、妊娠が発覚したことで日常ががらりと変わってしまった高校生カップルの姿を描いた作品。
主人公の川上福(かわかみ・さち)に桜田さんが扮し、その恋人の月島宝(つきしま・たから)を細田さんが演じます。
めざましmediaでは、本作で初共演となる桜田さんと細田さんにインタビュー。お互いの印象や作品への思い、さらに、季節にまつわる質問をぶつけました。
<桜田ひより×細田佳央太 インタビュー> <桜田ひより×細田佳央太 インタビュー>
――まずは出演が決まったときの心境や、本作のテーマへの思いを聞かせてください。
細田:僕は正直、不安でした。テーマ的なこともあって、すごく丁寧に描かなくてはいけない作品だと思うんです。とても繊細なお話ですし、役柄もそう。「自分で大丈夫なのかな?」という思いが最初にきましたね。
桜田:世の中には皆が触れそうで触れない“何か”があって。この作品はその“何か”を扱っていると思うんです。この年齢だからこそできる作品だとも思いました。
私たち俳優側が伝えることをどう受け取ってくださるかは人それぞれで、この作品に関しても正解はひとつではなく、「いろいろな選択肢があるんだよ」ということを発信できる立場にいるので、きちんと伝えていけたらいいなと思いました。
不安はありますけど、まずは自分がきちんと演じなければいけないという使命を感じたので、今はワクワクした気持ちで取り組んでいます。
――共演を知ったときの率直な心境は?
細田:僕は「頑張らなきゃ」という思いしかなかったです。
桜田:私は「大丈夫だな」って思いました(笑)。これまで作品の中での細田さんしか見たことがありませんでしたが、“いい人なんだろうな”という空気がにじみ出ていて。
安心して委ねられるとか、引っ張ってもらわなきゃ、もしくはこっちが引っ張らなきゃではなく、お互い横並びで作品のことを考えていける方なんだろうなと。安心感があって、頼もしいなって思いました。
――実際にお会いしても印象は変わらないままですか?
桜田:いい人でした(笑)。
細田:(自分の)印象が“呆(あき)れ”に変わらないように、常に気を張っていかなければいけませんね。でも、そういうふうにみていただけるのはありがたいです。
桜田さんの演技をきちんと拝見したのが、映画『バジーノイズ』だったんですよ。共演は今回が初めてですけど、仲のいい子が以前共演していて、「めちゃくちゃいい子だよ」と「めちゃくちゃ芝居上手いよ」という前情報を得ていたので、安心したし、だからこそ頑張らなければというふうに思ったんです。
桜田:ほっとしました(笑)。
福と宝が身近にいたら「そっと寄りそいたい」 福と宝が身近にいたら「そっと寄りそいたい
――演じる役の印象や、役柄に共感する部分があれば聞かせてください。
細田:育ってきた環境は宝とわりと似ているので、自立しようとしていたり、責任感の強さだったりは共感できるポイントです。
だからこそ宝が、好きな人や大切な人に向ける愛情に関してすごく素敵だなと感じて、そこを大切に演じたいなと思いました。
桜田:福ちゃんは末っ子なのですが、まわりの空気をうまく中和しつつ、人のちょっとした動作や目線など、ごく些細なことでもきちんと察知できる子なんですよね。それも「あの子ってよく見てるよね」と言われるようなあからさまなものではなく、ごく自然に。
人がなかなか感じとることのできない部分に幸せや嬉しさを見出し、ハッピーな気持ちになれる子だと思っていて、細田さん同様、私も福と育った環境がすごく似ているので、家族団らんや友だちといる時間の表情の違いなどは共感できるなって思いました。
――もし福と宝が身近にいたら、どんな言葉をかけてあげたいですか?
細田:二人とも知っているのか、それともどちらか片方だけ知っているかによっても違ってくると思うんですけど、どちらにしろ、それまでのつき合いによって「この二人なら大丈夫だろう」と信頼できるような気がするので、言葉をかけるというより、二人に寄りそうほうになるのかなと思います。
桜田:結末を知っているわけではないので判断が難しいのですが、細田さんがおっしゃったように、二人とどういう関係性なのかにもよると思います。
「産む、産まない」という選択をするまでの経緯をそばでみている立場だったとしたら、言葉をかけるというより、二人が歩いていく道を見守っていくような感じになるのではないでしょうか。
二人が決めたことなのでまわりが何かを言うのは違うと思いますし、あえて言うなら、応援するような言葉、二人を信頼しての言葉をかけると思います。
“芝居”をするのではなく、リアルなテンポ感を大切に “芝居”をするのではなく、リアルなテンポ感を大切に
――とてもセンシティブなテーマで、演じる難しさもあると思います。
細田:監督から最初にかけていただいた言葉が、いわゆる「お芝居をしてほしいわけじゃなく、二人のリアルな会話のテンポ感を大切にしてほしい」ということでした。
話数が進んでいくなか、大きく揺れ動く心や、その場でしか体感できないことがきっとあると思います。そのときの自分自身はどういう感じになるのだろうかという、心配や不安とはまたちょっと違うけれど、少しソワソワしています。
桜田:今回の台本はト書きがあまり書かれていなく、決められた動きなどが多くないので、その場で生まれるものや恋人同士の距離感、友だち同士のじゃれ合いみたいなものを大切にしていきたいなって。難しそうというより、楽しみのほうが大きいです。
――1話では「初めて」というワードが度々登場しますが、最近、経験した“初めて”について聞かせてください。
細田:ついさっき、本読みをしました。そこで初めて宝のセリフを声に出して、福とのかけ合いを演じてきたばかりです。
桜田:私も細田さんと今日やっとお会いできたことが、“初めて”の出来事です。二人とも芸能歴は長いものの、一度も共演することなくここまできたので、やっとご一緒できたことが嬉しいです。
多忙な二人を支える「大好きなもの」 多忙な二人を支える「大好きなもの」
――いつか親になったとき、子どもとこんなふうに向き合いたいという理想はありますか?
細田:男の子でも女の子でも、習字をやってほしいなって考えています。
桜田:え!?同じです。ビックリしました!
細田:まさかの(笑)。僕はスポーツをやっていましたけど、子どもがどんな選択をするのかはわかりませんし、強制する権利もないので、僕と同じようにバスケが好きになってくれたら御の字。
習字を体験させてみて、本人に「やりたい」「やりたくない」の判断をしてもらう。そういう会話ができる親子になりたいです。
桜田:私もいつか親になったら、習字と英語など語学を学ばせてあげたいです。一番は本人がやりたいと思うことさせてあげられる親でいたいなって。
だけど、子どもだけじゃわからないこともあると思うので、そんなときは「こういう選択肢もあるよ」と導ける環境を作ってあげたいです。
――暑い中での撮影になると思いますが、夏といえば真っ先に思い浮かぶものは?
細田:僕は汗っかきで、一年中、汗をかかない季節はないというくらいなので、夏といえば汗です。毎年、最高気温を更新しているので、今年の夏も熱中症には気をつけたいです。
桜田:私にとっての夏は花火ですね。去年の夏の目標が「手持ち花火をする」だったので、今年も実現させたいと思っています。
――今年はオリンピックイヤーですが、「これなら金メダルを獲れるかも」という特技はありますか?
細田:僕はこれまで自分のことをセリフ覚えが早いほうだと思っていたのですが、今日、桜田さんにお会いしたら、なんか僕よりも早そうな雰囲気で…。
桜田:ははは(笑)。そんなに早くないですよ。
細田:さっき本読みをやったときに、目が合う回数がとても多かったので、きっとセリフを覚えてきているんだろうなって感じたんです。だから、自信をもって「セリフ覚え」とは得言えなくなってしまいました(苦笑)。
桜田:私は四つ葉のクローバーを見つけるのが誰よりも早いです。
細田:めっちゃ素敵!
桜田:中学生のころ、下校のときに必ず四つ葉のクローバーを1本見つけて帰ると決めていたんです。それ以来、謎に早くなっちゃって…。
――「めざましmedia」のコンセプトは“好きでつながる”です。お二人の好きなものについて聞かせてください。
細田:僕はバスケットボールが好きです。もともと部活でやっていたというのもありますが、観るのもやるのも好きですね。
桜田:私は食べることが好きです。日々、おいしいごはんに助けられていて、自分で作ることもあります。「このお仕事を頑張った」というときは、大好きなお店でおいしいごはんを食べることが何よりもご褒美です。
撮影:今井裕治
<番組概要> <番組概要>
火ドラ★イレブン『あの子の子ども』
放送日時:6月25日(火)23時~スタート!毎週火曜23時~
出演:
桜田ひより 細田佳央太 茅島みずき 河野純喜(JO1) 野村康太・前田旺志郎 橋本淳・野間口徹 美村里江 石田ひかり ほか
原作:蒼井まもる『あの子の子ども』(講談社『別冊フレンドKC』刊)
脚本:蛭田直美
音楽:haruka nakamura
監督:アベラヒデノブ、山浦未陽、松浦健志
プロデューサー:岡光寛子(カンテレ)、伊藤茜(メディアプルポ)
(敬称略)
制作協力:メディアプルポ
制作著作:カンテレ
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