「トッテナムは卑劣だ」ソン・フンミンへ人種差別的発言の同僚MF、クラブ公式SNSが露出を制限か。韓メディアは“批判回避”と非難!「韓国のファンから叱責を受けるからだ」

韓国国代表ソン・フンミンへ人種差別的発言をした騒動は、まだ余波が続いている。

発端となったのは、このウルグアイ代表MFが母国のテレビ番組に出演した際、司会者から同僚選手のユニホームを求められ、「ソニー(ソン・フンミン)の? みんな同じように見えるから、ソニーの従弟かもしれないよ」とコメント。「みんな同じように見える」というのはアジア人への人種差別だと、批判が殺到した。

騒ぎが大きくなると、ベンタンクールは自身のインスタグラムのスト―リーで、「ソニー、起きたことについて謝罪する。あれはただの悪い冗談だった」と釈明。ソン・フンミンも、クラブの公式Xを通じて「ロロと話した。彼は間違いを犯した。彼もそれを理解して、謝罪した。ロロは故意に不快なことを言うつもりはなかった」と声明を発表し、問題を収めようとした。

その後、ベンタンクールは、インスタグラムで「私の発言で誰かが不快に感じたなら、心からお詫び申し上げます。決して他の誰かについて言及したわけではなく、誰かを不快にさせる意図はまったくありませんでした」と謝罪。だが、これに対しても、韓国のファンなどから批判のコメントが溢れた。

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そんななか、韓国メディア『Xpors News』は「卑劣なトッテナム」と見出しを打ち、まず、ソン・フンミンがコメントを発表するまで、クラブとして処置を取らず、沈黙していた点を「事態解決に消極的」と問題視。さらに、公式SNSで、意図的にベンタンクールの投稿を避けていると主張した。

同メディアによれば、現在開催中のEUROやコパ・アメリカに出場している他の所属選手の試合の情報は投稿しているのに、ベンタンクールだけそれがないというのだ。24日に行なわれたコパ・アメリカのウルグアイ対パナマ戦についても、「トッテナムは試合前後にベンタンクールに関するニュースをSNSに上げなかった」と指摘している。

記事は「もし現状でベンタンクールに関するものをアップロードすれば、韓国のファンから叱責を受けると予想されるため、ベンタンクールに関する記事はできるだけ上げないことにしたと分析される」と見解を示している。

トッテナムはプレシーズンツアーで訪韓し、8月3日にバイエルンと対戦する予定となっているなか、韓国のファンから不評を買っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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