「やっぱりさすがだな」石川遼の弟・航が決勝ラウンドを観戦 全米OPではキャディで帯同

全米OPでは石川遼のキャディを務めた弟の航(撮影:ALBA)

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 最終日◇23日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>

石川遼が2022年以来となるツアー19勝目を挙げた「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」。ロープの外では、プロゴルファーで弟の石川航が決勝ラウンドの2日間、兄のプレーを観戦していた。「本当にずっといいゴルフをしていた。最終日の後半でしっかりバーディを獲ることができていて、やっぱりさすがだなと思いました」。

今月13日から行われた「全米オープン」には、キャディとして帯同していた航。「僕の目から見ると、全米オープンの時もすごくいいゴルフをしていたので、 今週に優勝できて良かったと思います」。ずっと行動をともにしていた1週間。食事中もゴルフの話題が尽きなかった。

一方、自身は昨季のセカンドQTで敗退し、今年のレギュラーツアーの出場は開幕戦「東建ホームメイトカップ」(73位)のみだ。下部のABEMAツアーでは3試合中2試合で予選を通過したが、最高位は40位と調子が出ていない。決勝ラウンドでの熱戦が、航にとってヒントになったようだ。

「兄ちゃんに限らず、最終組の選手はウェッジショットの精度がみんな高かった。そこが自分には足りないと思ったので、もっと練習しなきゃいけない」

次は7月に行われる「日本オープン」(10月10~13日、埼玉県・東京GC)の予選会に出場。兄の活躍に刺激を受けて、自身も飛躍を目指す。(文・神吉孝昌)

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