コロンビア、粘るパラグアイ下しコパ・アメリカ白星発進!…ハメスが得意の左足で2アシスト

コパ・アメリカ2024・グループD第1節が24日に行われ、コロンビア代表とパラグアイ代表が対戦した。

世界最古のナショナルチームによるサッカー大陸選手権大会として知られるコパ・アメリカは今回が通算48回目の開催となる。今大会は南米サッカー連盟(CONMEBOL)に加盟する10カ国に加え、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)加盟の6カ国も参加。出場する16カ国は4つのグループに分かれ、上位2カ国、計8カ国が決勝トーナメントに進出し、準々決勝から一発勝負のトーナメント戦が行われる。

グループDの開幕戦には現在国際Aマッチ6連勝中と波に乗るコロンビアが登場。その間にはブラジル代表やスペイン代表にも勝利しており、2度目の優勝をを目指す今大会での躍進にも期待がかかる。対するパラグアイも直近2大会連続でベスト8進出を果たすなど、確かな実力を誇っている。

序盤から主導権を握ったコロンビアは5分にリチャード・リオスが強烈なミドルシュートを放つと、その後も左サイドのルイス・ディアスを起点にチャンスをうかがう。対するパラグアイは17分、ボックス左角付近でFKを獲得し、フリオ・エンシソが直接ゴールを狙う。しかし、シュートは相手GKに弾かれ、ファビアン・バルブエナがこぼれ球に詰めたものの、得点には繋がらなかった。

7割以上のボール支配率を記録し、パラグアイを押し込むコロンビアは32分に先制する。左に開いたハメス・ロドリゲスが左足で精度の高いクロスを供給すると、ファーサイドに飛び込んだのはダニエル・ムニョス。強烈なヘディングシュートを叩き込みネットを揺らした。さらに42分には敵陣右サイドでFKを獲得すると、J・ロドリゲスが左足インスイングのクロスを送る。これにジェフェルソン・レルマが頭で合わせ、リードを2点に広げた。

後半の立ち上がりは1点ビハインドのパラグアイが敵陣内でプレー時間を増やすも、コロンビア守備陣は粘り強い対応を続け、決定機を作らせない。59分にはボックス内でFKのこぼれ球を拾ったL・ディアスが際どいシュートを放つなど、惜しい場面も作る。なかなかチャンスを作れずにいたパラグアイは69分、ラモン・ソーサが左から上げたクロスにエンシソが右足ダイレクトで合わせ、1点差に詰め寄った。

1点を返されたコロンビアは76分、右からの折り返しを収めたL・ディアスが右足を振り抜くも、シュートはサイドネットへ。その直後には再び右サイドを起点にJ・ロドリゲスにチャンスが訪れたが、これも枠を捉えることができなかった。84分、今度は右に開いたJ・ロドリゲスがクロスを送ると、走り込んだジェリー・ミナが相手選手に倒され、主審はPKを宣告。しかし、オンフィールドレビューの結果、判定は覆り、パラグアイは事なきを得た。

試合はこのまま2-1で終了し、コロンビアが白星発進を飾った。次節は28日に行われ、コロンビアはブラジルと、パラグアイはコスタリカと対戦する。

【スコア】
コロンビア代表 2-1 パラグアイ代表

【得点者】
1-0 32分 ダニエル・ムニョス(コロンビア代表)
2-0 42分 ジェフェルソン・レルマ(コロンビア代表)
2-1 69分 フリオ・エンシソ(パラグアイ代表)

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