甘いブルーベリー、おいしいね 園児ら摘み取り体験 淡路市の観光農園

完熟の実を摘み取る子どもたち=淡路市野島常盤

 6月ごろから旬を迎えるブルーベリーの収穫が淡路島内で始まった。淡路市野島常盤の観光農園「ブルーベリーヒル淡路」は摘み取りを体験してもらおうと、島内の児童らを招待。子どもたちは大きな実を口にして「甘くておいしい」と笑顔だった。

 同農園は2020年にオープン。約1ヘクタールの敷地に、36品種約1千本のブルーベリーが植わる。常時4品種以上を食べ比べることができ、実をつまんでそのまま口に入れるだけとあって幅広い世代に人気だ。

 13日には、自然の中での保育が特色の「森のようちえん まんまる」の園児ら13人が同農園を訪問。皮が薄くて果肉が柔らかく、あまり流通していないオニールやフロリダスターなどを食べ比べた。

 同農園代表の林田雅行さん(46)が「全体的に紫色になっているのが食べ頃。優しく採ってみて」と園児に収穫のポイントを説明。

 園児は農園内を走り回って大きな実を摘み取り「いつも食べるブルーベリーよりもおいしい」「この種類が好き」などと話しながら次々と実を頰張った。

 少女(5)は「実がでっかくておいしかった。こんなにいっぱい食べたのは初めて」と満足そうだった。 (古田真央子)

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