コンビニへ謝罪 情報入ったファイル紛失 消防設備などの立ち入り検査後、消防署に戻りなくなっていることに気付く 入間東部地区消防本部 警察へ遺失物の届け出

入間東部地区消防本部、コンビニ1店舗の情報含む公文書紛失

 埼玉県の富士見市とふじみ野市、三芳町を管轄する入間東部地区事務組合消防本部(中川一諭消防長)は24日、消防署員が管内の防火対象物1店舗の立ち入り検査を実施するため、消防署から持ち出していた使用開始届出書など同店舗の情報が入った公文書「防火対象物台帳(A4判ファイル)」1冊を紛失した、と発表した。

 同本部によると、今月4日午前9時40分ごろ、同本部西消防署三芳分署(三芳町北永井)に保管していた富士見市のコンビニエンスストアの完成検査結果報告書や消防設備等設置届出書など4種類の書類が入った防火対象物台帳1冊を同署の男性署員がかばんに入れ、同署の署員2人と共に同店舗に向かった。同店舗で消防用設備や避難口、消防管理状況などを確認する立ち入り検査を実施。同日昼前ごろ、3人で帰署したところ、かばんの中に入れていた同台帳1冊がなくなっているのに気付いたという。

 同本部はコンビニ店など関係先に謝罪するとともに、6月10日、東入間署に遺失物の届け出を行った。

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