パッカーズの次期会長兼社長兼CEOに指名されたエド・ポリシー、2025年にマーク・マーフィーの後任に

グリーンベイ・パッカーズのエド・ポリシー【NFL】

グリーンベイ・パッカーズが正式に次期リーダーを選出した。

パッカーズが現地24日(月)、チームの取締役会がエド・ポリシーを新会長兼社長兼CEOとすることを満場一致で承認したと発表。今回の投票でマーク・マーフィーの後任になることが決まったポリシーは、2025年7月からNFLで唯一、地域が所有するフランチャイズの事実上のオーナーになる。

マーフィーはチームが発表した声明で「エド、君にふさわしく、プロフェッショナルスポーツの世界で最もユニークで意義深いポジションへの昇格、おめでとう」とコメント。

「エドはここでの12年間、組織にとって大きな財産であり、われわれの成功に大きく貢献してくれた。“タイトルタウン(地区再開発)”での彼の働きは特にインパクトがあった。彼はチーム内でもNFLにおいても高く評価されている。私は彼と一緒に働くことを楽しんできたし、彼が組織の優れた管理人になることを確信している」

「これからの1年間、彼と私は従業員、選手、ファンのために円滑な移行ができるよう、引き続き緊密に協力していく」

「このプロセスにおける調査委員会の徹底的な仕事に感謝している。来るシーズンとパッカーズの未来に胸が高鳴っている」

かつてサンフランシスコ・49ersおよびクリーブランド・ブラウンズの幹部を務めたカーメン・ポリシーの息子であるエド・ポリシーは、2012年8月に副社長兼ジェネラルカウンセルとしてパッカーズに加わり、その後、2018年初めに最高執行責任者(COO)兼ジェネラルカウンセルに昇格。パッカーズに加入する前はアリーナ・フットボール・リーグでいくつかの役職に就き、2008年からリーグが閉鎖された2009年までは、デイビッド・ベイカーの後任として短期的に暫定コミッショナーを務めていた。

ランボー・フィールドに隣接する45エーカー(約18万平方メートル)の土地に整備した多目的の“タイトルタウン”地区の開発を監督するなど、ポリシーは組織のビジネス面で幅広く活躍してきた。ポリシーはチームで過ごした12年間を通して輝かしい評判を築き上げ、それは取締役会がポリシーをフランチャイズの次期リーダーとして支持し、承認したことからも明らかだった。

ポリシーは声明で「信じられないほど光栄に思い、興奮すると同時に、この貴重で唯一無二の機会を与えてくれた調査委員会、取締役会、株主、そして組織全体に感謝している」と述べ、こう続けた。

「12年間にわたって指導してくれたマークには特に、感謝している。彼が発揮していたリーダーシップと、フィールド内外で築き上げてきた多大な成功をもとに、さらなる発展を遂げることを楽しみにしている」

「これは間違いなく、スポーツ界で最高の仕事だ。われわれはプロスポーツ界で最も象徴的でユニークな組織の管理人だ。フィールドの内外でパッカーズの一貫した成功を確実なものにしてきた多くの才能あるチームメイトたちと、これからも一緒に働けることに興奮している。われわれは市民たちのチームであり、私はその一員であることにとても満足している」

「競技場を超えた勝利の文化を構築すべく、引き続き絶え間なく努力していく。ロンバルディトロフィーは常にわれわれの北極星であり続け、地域社会にポジティブな影響を与えることは、われわれの意思決定における最重要事項であり続ける。われわれにはスポーツ界で最も素晴らしいファンがついているし、彼らのパッカーズへのコミットメントを決しては当然のものとは考えない」

【RA】

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