「募金玉」に思い込めて 9月花火大会へ成功祈願祭 カシオペア青年会議所

花火大会の成功を祈願した関係者と子どもたち

 二戸地域4市町村の若者でつくるカシオペア青年会議所(駒木彬了理事長)は21日、二戸市内で9月6日に開催予定の花火大会に向けた「成功祈願祭」を同市の呑香(とんこう)稲荷神社で開いた。開催経費を集めるため、地元の子どもたちが花火玉の型にかわいらしい装飾をした「募金玉」を制作し、会議所に引き渡した。

 花火大会は二戸まつり(9月6~8日)初日の夜、昨年に引き続き国史跡・九戸城跡の本丸で行う予定だ。

 募金玉は会議所の依頼を受け、市内の保育所や認定こども園の7施設と、市立浄法寺小、御返地小の子どもたちが約150個を手作りした。花火やかき氷をイメージした絵柄などを、カラフルに描いている。

 祈願祭には会議所のメンバーや子どもたちが集まり、神事でイベントの成功を祈った。

 児童を代表し、募金玉を贈った浄法寺小6年の佐藤莉奈さんは「みんなで折り紙を切って大きな募金玉に貼り、花火を表現した。たくさん募金が集まってほしい」と笑顔で話した。駒木理事長は「子どもたちにだいぶ頑張ってもらったので、何としても花火の打ち上げを成功させたい」と意欲を見せた。

 募金玉は市内の事業所やコンビニなどに順次設置し、8月中旬ごろまで寄付を募る。会議所は制作した子どもたちへのお礼として、大会当日に打ち上げ会場へ招待し、お菓子をプレゼントする予定だ。

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