「たかが玉入れ されど玉入れ」大人が真剣勝負 25回目を迎えた「九州玉入れ選手権大会 inもろつか」

23日、宮崎県諸塚村で開かれたある競技の九州大会です。
その競技は「玉入れ」です。優勝賞金をかけ、大人たちが真剣勝負を繰り広げました。

3つの部門に宮崎県内外から35チーム約250人が出場

諸塚村で開催された「九州玉入れ選手権大会」。
25回目を迎えた今年の大会には、一般、レディース、そして初心者の3つの部門に県内外からあわせて35チームおよそ250人が出場しました。

一般部門の賞金はなんと30万円です。

(宮大ツチノコスーパーボーラーズ・初心者の部)
「私達(宮崎大学)地域資源創成学部で、こんなにまちが盛り上がるイベントってなかなかないので、勉強にきました。優勝に向けてがんばります」

(チームくまモン・熊本県・一般の部・10回目の参加)
「(Q.10回目の今回、狙うは?)優勝、3連覇を目指して頑張りたいと思います。がんばるぞ、オー!」

「MRT報道女子チーム」が参加してみたら・・・

そして、いよいよ初心者の部がスタート。

競技は6人までのチームで、制限時間4分以内に100個の玉を入れ終わるまでのタイムを競います。

玉入れにはコツがあって、玉を積んで塊にし「おがみ投げ」と呼ばれる投げ方でかごを狙います。

加藤沙知アナウンサーがMRT宮崎放送報道部のメンバーと「MRT報道女子チーム」として、初心者の部に出場しました。
ちなみに、川島 恵アナウンサーは監督です。

(川島恵アナウンサー)
「さあ、MRTチーム報道女子チーム投げ始めました。」

練習の成果を発揮しここまでは順調。

(川島恵アナウンサー)
「残り1分、あと数個です。入る入る、残り1分、落ち着いて」

最後にアンカーボールが入ればフィニッシュですが・・・

(川島恵アナウンサー)
「あと15秒、10秒、9、8、7、6、5、4、3、2、1おしい~!」

最後の1個が入らず無念の失格です。

諸塚に来ていただける人と人との交流が一番の目的

長年競技をしている強豪チームに玉入れの魅力を聞きました。

(大分吉四六・大分県・一般の部)
「(玉入れは)20年ぐらいやってます。(Q.20年も参加したいという魅力は?)入らなかったら悔しい。入ったとき、『すか~っ』とする。それで続いてます!やるぞ~!優勝!!」

県内外の強豪がそろった一般の部の決勝。
注目は、3連覇を狙う熊本県の「くまモンチーム」。

あっという間に玉がかごの中へ。
タイムはなんと26秒40。「くまモンチーム」が3連覇を果たしました。

(一般の部優勝 くまモンチーム・熊本県)
「勝ててほっとしてます。(Q.全国大会への意気込みをお願いします)もちろん、出るからには優勝!日本一目指して頑張ります」

初心者の部は大分県から出場したチームが優勝しました。

(初心者の部優勝 パラジウム・大分県)「パラジウム!やったぞー!おー!」

(九州玉入れ協会 松村泰宏会長)
「諸塚に来ていただける人と人との交流が一番の目的です。諸塚という村を知ってもらいたい。また、別の機会にでも来ていただきたいなというふうに思います」

たかが玉入れ、されど玉入れ。
諸塚村に参加者たちのにぎやかな声が響き渡っていました。

「九州玉入れ選手権大会、来年も頑張るぞ、おー!」

「全日本玉入れ選手権」は、9月1日に北海道和寒町で開催されます。

※MRTテレビ「Check!」6月24日(月)放送分から

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