ジャガイモの茎にミニトマト? 正体は毒素ある「実」 食べないで 高砂の家庭菜園

ジャガイモの茎にできたミニトマトのような実を手にする森本春子さん(右)と夫の英喜さん=高砂市中島2

 高砂市の自宅で家庭菜園を楽しむ森本春子さん(80)が育てたジャガイモの茎に、ミニトマトに似た実がなった。ヘタがあり、トマトが熟す前の色をしているが、正体は「ジャガイモの実」。北海道農業研究センター(札幌市)は「毒素があり、食べられない」と注意を呼びかける。

 実がなったのは男爵イモの茎。5月下旬に見つかった。実は堅く、刃物で切ると中に種が詰まり、断面をなめると苦かったという。

 森本さんは「ジャガイモを植えたはずなのに、ミニトマトのような実ができて驚いた」と話した。同センターによると、ジャガイモの茎に実ができることは時々あるという。 (斎藤 誉)

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