青い花、風に揺れ アガパンサス見頃 茨城・潮来

見頃を迎えたアガパンサス=潮来市延方西

茨城県潮来市延方西の県道沿いの花壇で、多年草のアガパンサスが見頃を迎えた。青い花が風に揺れ、近隣住民やドライバーを楽しませている。

花壇は地元の「延方・水の郷を育てる会」(関沢勝衛会長)のメンバー約40人が世話をしている。アガパンサスは南アフリカ原産で、前会長の中野庄吾さんが自宅に植えた1株から増やしたもの。10年前に100株になったのを機に県道沿いに植え替えた。

現在は道路脇や中央分離帯に約700株まで増えた。今年の開花は平年より2週間ほど早く、見頃は7月中旬まで。関沢会長は「夏場の作業が大変だが、花を見て少しでもドライバーの気持ちが和めばいい」と話し、中野さんは「花言葉は『愛』で、愛情を込めて育てた。花をめでる人たちも愛情を持って見守ってほしい」と笑顔を見せた。

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